龍の謂れとかたち
龍の謂れとかたち
成田祇園祭 上町の屋台の龍
成田山祇園会(ぎおんえ)
成田山新勝寺のご本尊《不動明王》の本地仏である成田山奥之院大日如来の祭礼
期間中、御輿の渡御と各町内会の10台の山車と屋台が若者衆によって引き回され
踊りとお囃子の競演が行なわれる
祭りのハイライトは、《総踊り》と《総引き》
総引き:人ごみの中を、先頭の上町の屋台が坂を上がってくる
人ごみの中を、先頭の上町の屋台が坂を上がってくる 一旦停止し仲町の坂を駆け上る
上町の屋台(平成21年は上町が当番町)
屋根方は2階から竿で差し出される祝儀を受けとり返礼する
上町の屋台
若者連名称:上町親和会
下座連・お囃子方名称:佐原囃子・鳥羽(とっぱ)下座連
額の文字:上町(成田山中興第20世鶴見照碩(しょうせき)大僧正御直筆)
江戸時代の後期に千葉町院内の宮大工によって造られた純然たる彫刻踊り舞台
当初 木更津で引き回され、その後千葉の長洲町の所有
明治の中頃に上壱番町が購入し現在に至る
当初は、唐破風が両側に張り出し、前方のに踊り舞台あり
芸妓衆が華やかな舞を披露 現在は手古舞が手踊りを披露
平成14年に一世紀ぶりの大改修を行う
屋根は唐破風一層作り、屋根・柱・土台・彫刻はすべて欅つくり
一枚彫り抜きの扁額・鬼板(おにいた)には麒麟と伎芸天(ぎげいてん)
屋台の周りには四方を守る、青龍・白虎・朱雀・玄武
前高欄には双龍玉(そうりゅうたま)・唐獅子・唐獅子牡丹
後部高欄には波に十二支
脇障子には極楽鳥・
これらが新しく加えられ、迫力ある動く彫刻屋台ととして復活
上壱番町として、長い歴史を現在に伝える重厚な屋台
【成田山祇園祭パンフレット他より要約】
屋台に飾られている龍の彫刻を紹介する
屋台の正面上部 扁額の下に青海波と龍がある
屋台の正面上部を見上げる
一枚彫り抜きの扁額 成田山中興第20世鶴見照碩大僧正御直筆
扁額の降り龍の頭部
扁額の下にある青海波と龍の彫刻 龍の頭部と爪の詳細
屋台の前部高欄
屋台の前部の高欄(左)
屋台の前部の高欄(右)
屋台の前部の高欄(左) 龍の頭部
屋台の高欄下部(左)
屋台の高欄下部(右)