龍の謂れとかたち


謂れかたち

浅草伝法院の鎮護堂の手水場

通称「お狸さま」と呼ばれる
明治維新に彰義隊と官軍が上野の山で戦ったとき
逃げ出した狸が浅草奥山に住み着きいたずらをするので困っていた。

住職唯我韶舜僧正の夢枕に狸が立って、自分たちを保護して下されば、
伝法院を火災から守りましょうと言うので、明治16年(1883)鎮護大使者として祀った
火防・盗難及び商売繁盛を祈る人が多く、とくに落語家や歌舞伎俳優など
芸能関係者の信仰が多いことで知られる
現在のお堂は大正2年(1913)に再建

毎年3月17、18日に行われる祭礼では「鎮護大使者御祭典」の幟が奉納され、
神楽囃子が流れるなかで「地口行灯(じぐちあんどん)」が並ぶ。
防火、盗難除、商売繁盛の守護神として知られている。

拝殿には八代目団十郎が奉納した、
珍しい木製の提灯や境内には幇間(ほうかん)塚もある
名匠・小堀遠州作といわれる庭園(園内非公開)も有名
【浅草 えんじゅ の会ホームページほかより抜粋】

手水場の龍は古くて、素朴なもの

門前で立ち止まっていたら、若い二人がのった人力車が止まった。
観光スポットになっていいるらしく
「芸者さんのお参りも多いですよ」と説明していた
「水子地蔵尊」と表札が出ているが、関係があるのだろうか



門(右に鎮護堂、左に水子地蔵尊の表札)

 
手水場                                    龍の頭部


鎮護堂は伝法院のとなりにある(伝法院通りにある古地図より 部分)

  
お狸さま                            お堂                   水子地蔵尊

070420/0422
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