龍の謂れとかたち
十二支見立て職人づくし
江戸東京博物館 歴史の中の龍 2012
歌川国芳 画
?~1861年(文久元)
E02
十二支を江戸の職人に扮した十二禽獣に見立てている
辰には藍玉づくりの「玉師」となった龍があてられている
龍の顎の下にあるとされる珠とかけているのであろう
なお、未には羊ではなく山羊が描かれている
羊は一般的には幕末から明治にかけて輸入された動物
それより以前の資料ではしばしば山羊の姿で描かれている
十二支と十二禽獣
十二支と十二禽獣(私たちがいう干支の動物)とがいつから結びついたかは定かではない
後漢の王充が著した「論衡」物勢編には、すでに現代と同じ十二の動物が出そろっている
【展示の説明より】
ちなみに、十二支の夫々は下記のようにあてられている
十二支見立て職人づくし
・ 子 金網師 牛 車匠 寅 竹細工 卯 船大工 辰 玉師 巳 迷子札彫師 午 鼈甲匠 未 髪結 申 股引仕立 酉 時計匠 戌 碗師 亥 造花
申と辰と子
辰には藍玉づくりの「玉師」となった龍があてられている
121213/
龍の謂れとかたち TOPへ
龍のTOPへ