謂れとかたち
神田明神祭礼図巻
江戸東京博物館 歴史の中の龍 2012

かんだみょうじん さいれいずかん
江戸時代後期
横山 窓 写
E06

寛政の改革で縮小される以前の祭礼の様子を描いている
通新石町(現千代田区内神田3丁目、鍛冶町2丁目)は十二支の行列を行い
佐久間町一丁目(現神田佐久間町1丁目)は海神の娘・豊玉姫と結婚した彦火々出見尊(ひこほほでのみこと)が
龍宮から帰るところを再現した行列をしたとある
【展示の説明より】


神田明神祭礼図巻の六番の巻頭


寅・丑・子


巳・辰・卯


申・未・午


亥・戌・酉


神田明神祭礼図巻の六番の巻尾






八将神(はっしょうじん)
陰陽道(おんようどう)で、年によって各々の方位の吉凶をつかさどるとされる八神
太歳(たいさい)・大将軍・大陰(だいおん)・歳刑(さいきよう)・
歳破(さいは)・歳殺(さいせつ)・黄幡(おうばん)・豹尾(ひようび)
【大辞林 第三版より】

方違
…外出するのにその方角が禁忌とされる場合、前日に他の方角へ赴いて泊まり、そこから目的の地にゆくものである
方忌の根拠としては生年の干支である本命から個人的に凶方を割り出し、これを避けるものと
天一神(中神(なかがみ))・太白神・金神・王相・八将神・土公神などの諸神が遊行する方角や鬼門を忌む人々に共通のものとがある
【世界大百科事典より】


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