謂れかたち

北野天満宮の絵馬 2012

菅原道真公(菅公)を祀った神社の宗祀(最も中心になるものとして尊びまつる)
親しみを込めて《北野の天神さま》と呼ばれている

平安時代中頃の天暦元年(947)に、当所に神殿を建て、菅公をおまつりしたのが始まり
京都に住んでいた多治比文子・近江国比良宮の神主神良種・北野朝日寺の僧最珍らによる

その後、藤原氏により大規模な社殿の造営がある
永延元年(987)に一條天皇の勅使が派遣され、国家の平安が祈念された
この時から《北野天満宮天神》の神号が認められる
寛弘元年(1004)の一條天皇の行幸をはじめ、代々皇室のご崇敬をうけ
国家国民を守護する霊験あらたかな神として崇められてきた

江戸時代には教育施設として各地に寺子屋が普及し、その教室には必ず天神さまが祀られた
あるいは神影(菅公の姿を描いたもの)が掲げられ、学業成就や武芸上達が祈られてきた

現在、全国各地には菅公をおまつりした神社が、およそ12,000社とも言われる
その多くは当宮から御霊分けをした神社である
菅公は世々に《文道の大祖・風月の本主》と仰ぎ慕われ
学問の神様としての信仰は昔も今も変わることなく人々の生活のなかで受け継がれている
【北野天満宮のホームページより】

絵馬 2012
この干支絵馬は三輪晃久画伯の作画もとに調製されている

三輪晃久画伯
昭和9年(1934)生まれ
京都市立美術大学(現 京都市立芸術大学)卒業
日展評議員














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