龍の謂れとかたち


謂れかたち

2008年にヨーロッパで出会った龍と竜

テプラハ城の正門の彫刻

今回のヨーロッパのコンサートツアーの中で出会った《悪竜》達の紹介の最後に、疑問をひとつ

プラハ城
プラハ城はヴァルタヴァ川の反対側の北西の丘の上にある
プラハ城はボヘミア王国を象徴する
9世紀末に建設が始まり14世紀のカレル1世の時代に現在の姿となる
チェコスロバキア共和国の時代は大統領官邸 今も一部は大統領府として使われているう


雨に煙るプラハ城 旧市庁舎の塔より見る


プラハ城の正門

プラハ城の正面の門「巨人の門」の彫刻
ヨーロッパにおける《竜(ドラゴン)》は、秩序を乱す邪悪、醜悪なものとして位置づけられている
キリスト教では、大天使ミカエルや聖ゲオルギウスによって退治される対象となっている
英雄に退治される「竜」の話や、竜退治をモチーフにした神話や伝説も多い

プラハ城の正面の彫刻を最初に見たときのイメージは ヘラクレスに良く似ているように感じた
足元に居るのは竜と思った  しかし、よく見ると人
どうしてお城の正面にこのような彫刻が置かれているか疑問に思った

1993年の4月から1年間九州の有田で焼き物を勉強したマルティンさんへ質問
プラハ城や聖ヴィトー教会について詳しい説明をしてくれた現地のガイド
これは人類最初の殺人をモチーフにした彫刻である
どうしてお城の正面の門にこのような物騒なものがあるのかについてはわからない
との答え 疑問として残った

追記 250506
2人の巨漢が棍棒と剣を振りかざす彫刻は、単なる装飾ではなく、歴史的・象徴的な意味を持っている
このような戦闘や暴力を描いた彫刻は、しばしば権力や支配の象徴として用いられる
プラハ城は長い歴史の中で、王や貴族の居城として機能し、戦争や権力闘争の舞台となってきた
そのため、門の彫刻も力強さや威厳を示すものとしてデザインされた可能性がある
ヨーロッパの城門には、侵入者への警告として戦いや処罰を描いた彫刻が施されることがあっった
これは、城の防衛力を誇示し、敵に対して威圧感を与える目的があったとも考えられる
(この項はCopilotのコメントを要約した)


プラハ城の正門の彫刻
プラハ城の正門の彫刻 左の拡大 プラハ城の正門の彫刻 右の拡大
 

080703/250506
龍の謂れとかたちのTOPへ