龍の謂れとかたち
龍の謂れとかたち
2010年にヨーロッパで出会った龍と竜
現在のマイセンの龍の絵柄の磁器
マイセン
マイセンはザクセン州ドレスデン地方マイセン郡の郡庁所在地
人口約2万8千人の工業都市
マイセン陶磁器とワインで有名
極東の陶磁器の収集
17〜18世紀のヨーロッパの宮廷では極東の美術品に対する収集熱が盛んだった
中国の景徳鎮や日本の伊万里は《白亜の宝石》と呼ばれて珍重された
アウグスト強王(フリードリッヒ・アウグスト1世)が1710年から1730年にかけて収集
居城であったドレスデン城に東洋の青い器を飾りつけた《陶磁装飾室(ポーセリン・キャビネット)》を作った
ドレスデン宮殿の対岸の宮殿を改装して《日本宮》と名付け東洋の磁器を飾った
マイセンが生まれた発端
アウグスト強王はザクセンの地で青い磁器を作ることを望む
エルベ川沿いの急峻な地形で要害として知られたケーニッヒシュタイン城内に研究室をつくる
ヨハン・フリードリッヒ・ベドガーらは研究に専念する
磁器の製法の秘密の流出を恐れた王はベドガーらをマイセンのアルブレヒト城に移す
ベドガーらは1709年に製法を突き止め、1710年にアルブレヒトに磁器工場を設立
1717年にベドガーは染付け磁器の焼成に成功
日本の柿右衛門や中国の絵付けの技法をマイセンに取り入れた
現代のマイセン
以来、マイセンは手工業の伝統を守りながら革新を目指した
現代のマイセンのテーマは《生きる喜びの表現》
食器のジャンルを越えた総合的な《磁器芸術》として現在も新しい作品を世に送り続けている
龍の絵柄の現代のマイセン
龍の絵柄の現代のマイセンを紹介する
2008年にドレスデンでマイセンのお店により、《龍の絵柄の磁器》のカタログをもらった
《MING DRAGUN・RIM DECORATION》というマイセンのカタログがある
このカタログには、龍の絵柄の磁器が特集されている
さまざまな形状の磁器が紹介されており
龍の絵柄、龍の彩色、リム(ふち)の有無やリムの色のバリエーションが示されている
《2008年にヨーロッパで出会った龍と竜》にマイセンのカタログより複写した写真を示した
今回はホテルのショップに並んでいた《龍の絵柄の磁器》を紹介する
ドレスデンのツヴィンガー宮殿にある陶磁器美術館には
18世紀のマイセンの紅い龍の絵柄の磁器がたくさん展示してある
2008年にヨーロッパで出会った龍と竜
18世紀のマイセンの紅い龍の絵柄の磁器へ
【ツヴィンガー宮殿 ドレスデン陶磁器美術館】
ホテルのショップのウインドウ(1)
ホテルのショップのウインドウ(2)
2008年にヨーロッパで出会った龍と竜
18世紀のマイセンの紅い龍の絵柄の磁器へ
【ツヴィンガー宮殿 ドレスデン陶磁器美術館】
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