龍の謂れとかたち
光福寺祖師堂の向拝の龍の彫刻
光福寺祖師堂
元亨3年(1323)に、日契により大野字竹ノ沢に創建された日蓮宗の寺院
号は栄久山
祖師堂は享和二年(1802)建立
以後再三にわたり立て替えられ、現在の建物は江戸末期の建造と思われる
この建物は盛土基壇の上に礎石を置き
舟栱(ふなます)状の受台上に土台を敷き柱を立てをした珍しい形
五間六間、四面造りの銅板屋根葺きである
内陣は60畳敷き、三間二間、柱は円柱である
須弥壇は前面につけだしている
天井は格天井で龍葛渓の筆による天女が描かれている
向拝は継虹梁の下にえび虹梁を架けている
幕末期の作で重厚さがある
虹梁
虹梁(こうりょう)とは、梁の一種で虹のようにやや弓なりに曲がっているものの事
「虹」の名は緩やかに湾曲した形状に由来し、彫刻や彩色などの凝った装飾がされる事も多い
山門
山門に光福寺の扁額がある
祖師堂の正面
伊八の彫刻向拝の正面の龍の彫り物は長狭郡伊八郎伸由の傑作である【現地の説明板より】
光福寺祖師堂の向拝では龍の彫刻を裏側から見ることが出来る
裏側の龍も丁寧に彫られていることがわかる
向拝正面の龍の彫刻
龍の彫刻 正面全景
龍の彫刻 左下より見る
龍の彫刻 右下より見る
龍の頭部
龍の彫刻を裏側より見る
龍の後部
光福寺
住所:千葉県いすみ市大野1107
電話:
130118
龍の謂れとかたちのTOPへ