謂れとかたち
熊野神社拝殿の向拝の龍の彫刻 《初代後藤義光》 鴨川市横渚

熊野神社(横渚 よこすか)
熊野神社は鴨川市横渚にある神社
通称「権現様」と呼ばれている

祭神
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・速玉男命(はたまおのみこと)・泉津事解男命(よもつことさかおのみこと)の三神

南北朝時代の貞和4年(1348)に紀伊国(和歌山県)の熊野三山から祭神の勧請を受け、長狭郡一の宮総社権現と称した
永禄年中(1558~70)に里見義弘夫人の祈所となり、神領30石が寄進される
徳川幕府により里見忠義が改易させられると、元和元年(1615)本社の神領もことごとく収没された
寛永19年(1642)以来、治維新に至るまで熊野三社大権現と称した
大正 12年(1923)の関東大震災のため拝殿が倒壊し、昭和 2(1927)年頃に改築した


熊野神社(横渚)


拝殿 正面


拝殿の向拝


拝殿向拝の龍の彫刻
初代後藤義光の作品
顔を左にむけ牙をむき出している

向拝の懸魚(けぎょ)は三代義光による鳳凰


向拝の龍は初代  懸魚は三代後藤義光の作


向拝の龍


向拝の龍の頭部


龍の裏面



初代後藤義光の銘

住所: 鴨川市横渚(よこすか)554
電話:0470-23-5212

190622
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