謂れとかたち
真高寺山門の龍の天井画

真高寺
最勝山真高寺は、室町時代の1453年に真里谷城主武田三河守信保が開基
太巌存高禅師により堂宇伽藍を曹洞宗として創建
足利義政将軍より中本寺という寺格と御朱印地をあたえられる
徳川幕府より朱印地15石を拝領し、末寺七ケ寺を有す
明治元年戌辰戦争で火災にあい、山門を残して全焼
明治42年に、本堂・書院・庫裏・鐘楼からなる伽藍が復興

真高寺の本堂の欄間に《伊八》の手になる龍の透かし彫りがあるという
住職に見せてほしいとお願いしたが
《伊八》と特定出来ていないから、といって見せてもらえなかった

真高寺山門 入り口の石塔
山門
山門は寛政五年(1794)に三間一戸二階二重門で入母屋造として上棟される
大正9年に大修理、同10年に完了
昭和29年に2階の屋根が茅葺から瓦葺に葺き替えられる
昭和60年に市原市の有形文化財に指定
平成15年から同18年にかけて解体修理を行った
1階屋根を?葺形銅板葺きに、2階は茅葺銅板葺きに変更し創建時の偉観がよみがえる

1階中央間の鏡天井には龍、2階には飛天が描かれている
2階の蛙股には、初代武士伊八郎信由(別名 波の伊八)の手になる彫刻がある

ここでは、1階中央間の鏡天井に描かれた2つの龍の天井絵を紹介する
この絵には、狩野景川画と書かれている


龍の天井絵(1)


龍の天井絵(1)の拡大


龍の天井絵(2)


龍の天井絵(2)の拡大

真高寺
住所:千葉県市原市飯給1143
060917/211106
龍の謂れとかたちのTOPへ