龍の謂れとかたち


謂れかたち

唐津神祭行列図

からつ曳山展示場
曳山展示場が建設されるまでは、曳山は各町内で保管されていた
曳山小屋付近の住人は火事で自分の家が燃えても曳山だけは燃えないように注意したという
曳山展示場には唐津くんちに登場する14台の曳山が常設展示されている


曳山展示場 内部  奥の正面に《唐津神祭行列図》が見える

唐津神祭行列図
明治16年唐津本町に住んでいたもと唐津藩絵師富野淇園(とみのきえん)54歳の作品と言われる
昭和47年9月1日唐津市の文化財(重要民俗資料)としていたもの
その一幅は、縦2.17M、横0.99Mで、7枚続きの大幅、紙本著色
元は襖絵として描かれたもので、引き手のあとも見られる
図柄は、紙祭当日、西の浜御旅所から正門あたりを中心に
15台の曳山と曳子のほか、みこし行列、奉納相撲、侍、町人、物売りなど
1600余人の人物が表情豊かに描かれている
もともとこの行列は、旧家西ノ木こと山内家(山内小兵衛)の旧蔵だったもの
昭和30年唐津神社1200年祭記念に同社へ奉納された
藩制末期の風俗画として当時の神祭行事を知るうえからも貴重な民族資料である
【昭和47年9月 からつ曳山展示場にある唐津市教育委員会の説明より要約】
 

唐津神祭行列図 全図


唐津神祭行列図 中央部の拡大


十四番曳山 七宝丸 神祭行列図の右上に小さく見える


十四番曳山 龍頭の詳細

091015
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