謂れとかたち
九頭龍物語

九頭龍物語
九頭龍蕎麦のアプローチの外壁にパネル、店内に額が飾られている


お店へのアプローチの外壁にパネル

<外壁のパネルのお話>
むかし、むかし 奥越前(福井)のある村に
働き者の若者がおったとさ。

あるとき村は 大変な干ばつにみまわれ
このままでは農作物が 干上がりそうだった。

隣りどうしの村々、人々は
我さきにと、水を奪い合った。
「上で水堰き止めんなえれ」(上で水を止めんなよ)
「ほんなもんしるけ!」(そんなもん知るか)
「あや~」(あほ)
「うってー事いてんなや」(馬鹿なこと言ってるんじゃないよ)
そうこうするうちに 鋤や鎌を持ち出して
とうとう大げんかになってしまった。

それを見ていた若者は 川の大神様に祈り続けた。
「うららみんな本当はなかようやっとんじゃったのに」(みんな仲良くやっていたのに)
「なんとかしておくねーの」(どうか何とかしてください)

大神様は村の有り様を知り
「今こそ、九頭龍、おまえの出番だ。村の人々のために働きなさい」
そう言って
長年岩に閉じ込めていた 荒くれ九頭龍を放免された。
大神様に許された九頭龍は 力いっぱい岩を破り 雨を降らせた。

村人たちは九頭龍に 心から感謝し
一生懸命力を合わせて働いた。
なんと、その年は 村始まって以来の、豊作だったそうな。

村人たちを助けた九頭龍は
その後も川に住み 村人たちを守り続けた。

そうして
いつのまにやら村人たちは
その川を九頭龍川と呼び
九頭龍は五穀豊穣の神様として
いつまでもいつまでも、大切に祀られたとさ。

めでたしめでたし。

九頭龍蕎麦
福井の郷土料理と、おろし蕎麦でおもてなしをするお店
北陸の風土が育んだ
一本筋の通った料理とこだわりの福井の酒で
心身ともに満たされる食のひと時を楽しんでもらえることを願っている
【店長のメッセージより】


九頭龍蕎麦  アプローチ(昼)


アプローチの壁面に九頭龍物語のパネルが飾られてい


アプローチの壁面に飾られている画 全体


アプローチの壁面に飾られている画 部分(右)


アプローチの壁面に飾られている画 部分(左)


アプローチの壁面に飾られている画の部分(1)  干ばつになり争いが起きる


アプローチの壁面に飾られている画の部分(2)  九頭龍が雨を降らせる


アプローチの壁面に飾られている画の部分(3)  村が始まって以来の豊作に


九頭龍物語 店内の額
アプローチの外壁に飾られているパネルの原画と推測する


店内に飾られている額

     
九頭龍物語の画


アプローチの外壁に飾られているパネルの画


店内にられている額の画の部分(1)  干ばつになり争いが起きる 


店内に飾られている額の画の部分(2)  九頭龍が雨を降らせる


店内に飾られている額の画の部分(3)  村が始まって以来の豊作に

九頭龍蕎麦 本店
東京都新宿区神楽坂3丁目3
電話:03-6226-1886

230323
九頭龍蕎麦 本店
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