龍の謂れとかたち
伏見神寶神社の狛龍
神寶神社
伏見神寶(かんだから)神社は伏見稲荷大社の奥にある
大社が伏見山の山頂に最初に出来た頃には既に存在していた古い神社
この神社に行くのに苦労した
境内の大きな参拝図に《伏見神宝神社》は表示されていないのは、伏見稲荷大社の末社ではないからかも知れない
社務所で尋ねて、あまり要領を得ないまま千本鳥居を潜り奥社へ
奥社の先だと聞いていたが、偶然居合わせた男性に巡り合わなかったら行き着くことが出来なかったかもしれない
お山に続く鳥居を進みすぐのところの右手にある小さな案内板の方向に坂道を登り、伏見神宝神社にたどり着くことができた
伏見神宝神社には、天照大御神を主祭神として、稲荷大神を配祠されている
ここには、伝説の大和の王《饒速日命(ニギハヤヒノミコト)が天神御祖から授かったとされている重要な宝が奉安されている
《十種神宝(とくさのかんだから=じゅっしゅしんぽう)》
鏡が二種、剣が一種、玉が四種、比礼が三種
現天皇家が守り伝えている所謂《三種の神器》のルーツとも言われる幻の宝
【Google MAPをもとに作成】
伏見神寶神社 正面
伏見神寶神社 鳥居
拝殿 正面
狛龍
拝殿前に向かって右に《天龍》、左に《地龍》がおかれている
天龍は金の宝珠を持ち、龍の顔などには金色や朱色がいれられている
昭和甲辰(昭和39)年七月吉日建立とされる
狛犬の代わりに龍が用いられている珍しい例である
狛龍の右の天龍が阿形、左の地龍が吽形
拝殿前の狛流
拝殿前の狛流 手前が天龍
地龍と天龍
天龍の側面
地龍の側面
天龍(阿形)
地龍(吽形)
天龍の頭部
地龍の頭部
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