龍の謂れ
かたち
大徳寺龍源院の龍の図襖絵

大徳寺
大徳寺は臨済宗大徳寺派大本山
山号は龍寶山。本尊は釈迦如来。開基は大燈国師宗峰妙超で、正中2年(
1325)に創立されている


大徳寺 南門

龍源院
大徳寺の龍源院(りょうげんいん)は、臨済宗大徳寺派の寺院
同派大本山大徳寺の塔頭で、南派の本庵とされている

龍源院の名は、大徳寺の山号である龍宝山(りゅうほうざん)の《龍》と
中国・臨済宗松源派の祖・松源崇岳(しょうげんすうがく)の禅を正しく継承する松源一脈の《源》の2文字を採ったもの
永正年間(
1504 - 1521年)に東渓宗牧(とうけいそうぼく)を開山として、能登の畠山義元、豊後の大友義長、周防の大内義興らが創建
創建年次については、文亀2年(
1502年)、永正元年(1504年)など諸説ある

明治の初めに神仏分離により大阪・住吉神社内の慈恩寺と岐阜・高山城主だった金森長近が大徳寺内に建立した金竜院を合併した



龍源院


龍源院方丈前庭《一枝坦(いっしだん)》


室中の襖絵《竜と波》の図
室中(しっちゅう)は方丈の中心の間で住持(和尚)が、禅の教えを説き、あるいは問法し、時には儀式法要を行うところ
室中の襖絵《竜と波》の図は江戸初期の南画だが、筆者は不詳とのこと


室中 正面(北面)襖絵《竜と波》の図


室中 北西面 波の図


室中 北東面 龍の図



龍の頭部と爪


龍の頭部


龍の顔


龍の爪(三爪)

大徳寺
住所:〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町82-1
電話:075−491−7635

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