龍の謂れとかたち
瀧尾神社の拝殿天井の龍の彫刻
瀧尾神社
平安末期に起きた源平の争乱を描いた『源平盛衰記』に、旧名「武鶏ノ社(後に多景の社)」が記されている
平安時代にはすでに存在していたと考えられている
江戸時代初めの宝永年間(1704〜11)に幕府の命令により改築され
多景の社から瀧尾神社と改名された
祭神は大己貴命(おおなむちのみこと 大国主命の別名)と、弁財天、毘沙門天の三神
大丸創業家では、すべての繁栄は瀧尾神社の御利益のおかげと今なお厚い信仰を寄せ続けている
西方より 鳥居の奥が拝殿
南方より 正面が拝殿
拝殿
拝殿の天井の龍の彫刻
拝殿の天井に配された龍の長さは8m
弁財天を祀っている瀧尾神社では、水にかかわりの深い龍を大切にしている
無垢材の木目を生かし、細かな部分まできちんと彫り込まれている
「龍が夜な夜な川に水を飲みに行く」などのうわさが広がり
拝殿の天井に網をとりつけて龍を閉じ込めたそうだが、今は網はなく自由に拝観が出来る
天保10年の拝殿建立から約160年後の2004年秋の「神幸祭」で、中国古来の舞をもとに創作した「龍舞」の神事が行われた
天井の全景
【写真は合成して作成しています】
天井を見上げる(1)
天井を見上げる(2)
天井を見上げる(3)
天井を見上げる(4)
龍の頭部と爪
龍の頭部
龍玉
龍の爪(三爪)
瀧尾神社
住所:京都市東山区本町11丁目718
電話:(075) 531−2551
150604
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