龍の謂れとかたち


謂れかたち

 オーストラリアから龍の便り〜葦で創った龍〜

オーストラリアに居住し活躍中の丹羽 基之さんより
私は昔から龍に興味を持っていて、葦でこんなものをつくっています
という龍の便りをいただいた

ドラムスコ
ドラムスコは干支にちなんで
2012年3月に開催されるフェスティバルで、劇場に展示するため
近在のギャラリーからの依頼によりつくりました

完成しました
山椒は小粒でピリリと辛い
つくっている間は雨と嵐と洪水で、終わったら青空です
【完成した時の丹羽さんの感想】








翼龍
翼龍は西洋の感覚に合うようにつくりました
西洋では飛ぶということを具体的に説明をするために翼が与えられたのでしょう
アジアの龍は天に住まうもの、天を覆う程に大きな存在が雨を降らし川を氾濫させもする
あれを飛んでいる姿とすると飛び方が西洋とは根本的に違ってくるでしょう
【丹羽さんのコメント】








白龍
七人で操演しているこの白龍は和龍ですから、中国の龍とは全く異なる飛び方をするのではないかと
そんな事を考えながら、緩やかに飛翔する感じを出すように指導しました
操演はクイーンズランド州サンシャイン・コースト在住の有志です(12歳から45歳までの7人編成)

新しくオーストラリア人となった市民を祝う州政府のイベントで
クイーンズランド州政府のプレミアとブリスベン市長、 VIP などの先導をつとめました
【丹羽さんのコメント】


子供3人を含めた7人編成で操る


長さは12mほどで,重量は全部で15kgくらい



パペットの頭の大きさは80cmくらい  テキスタイルをかぶせる


中国のドラゴンダンスはアクロバティック
ほとんどがカンフーをやっている生徒で構成されています
オーストラリアの中国流のドラゴンダンスの龍は、マレーシアでつくっているものを輸入するのだと云う話です

オーストラリアにおける龍
オーストラリアの教育はイギリス/ヨーロッパの観点であり
年配者にとって龍は退治すべきモノという存在
但し過去10年くらいの間で
フェアリーショップといって妖精などを扱う店では、水晶などの石と一緒で
龍は置物として人気があります
刺青や武器のモチーフとして広まりつつあります
特に映画やアニメーションやパソコンゲームの影響でしょうか
若者層に非常に人気があります
【丹羽さんよりいただいたメールより】

丹羽 基之さんのURLwww.mufarm.net

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