龍の謂れとかたち
那覇ハーリー(那覇市)
那覇ハーリー
那覇ハーリーは約600年の歴史を持つ伝統行事
琉球王国察度の頃、中国に留学した数人の「官生(カンショー)」達が爬龍船を中国で見て
それを琉球に伝えてたという通説になっている
競漕する3艘のハーリー船は、「泊」、「那覇」、「久米」の夫々の地名を持つ
「泊」は黒色で当時の“琉球国”(琉球国代表)
「那覇」は緑色で“やまと”(日本国代表)
「久米」は黄色で“くにんだ”(中国代表)
を意味していた
これは当時の琉球(沖縄)の政情を物語るもの
琉球国と日本、中国の地位を表していた
県内各地でハーリー行事が行われ、そのほとんどがは、乗り手11名ほどの「サバニ」という小舟で行われる
「那覇ハーリー」は長さ14.5M、幅2.12M、重さ2.5tにもなる大型の爬龍船を使うのが特徴的
船体の先に龍頭、船尾に龍尾の彫り物が飾られ
乗組員も漕ぎ手32名、鐘打ち2名、舵取り2名、旗振りなど6名と42名にもなる
設置されている爬龍船模型は、爬龍船の実物大の模型
例年5月3日〜5月5日の間に行われている「那覇ハーリー」で使用されている
【現地の説明板より要約】
那覇ハーリー 全景 黄色は久米“くにんだ”(中国代表)
牧志駅近くの国際通りに面した さいおんスクエア に置いてある
船首より見る |
船尾より見る |
船首 正面
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船首 側面 |
船尾 側面 龍尾の彫り物が飾られている |
船首 側面 龍頭の彫り物が飾られている
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船尾を見る 龍尾の彫り物が飾られている |
船主を見る 龍頭の彫り物が飾られている
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龍の爪も描いてある
船首の龍頭と子供たち
150106
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