龍の謂れとかたち
臥龍梅(三和酒造)
臥龍(がりゅう)
「臥龍」は寝ている龍、まだ雲雨を得ないため天にのぼれず、地にひそみ隠れている龍のこと
中国四大奇書のひとつに数えられる長編歴史小説「三国志演義」における
まだ志をのばす機会を得ないで民間にひそみ隠れている英雄「諸葛孔明」の例え
書中、劉備玄徳が在野の賢人諸葛孔明を三顧の礼をもって自軍に迎え入れる下りに
「臥龍・鳳雛( がりょう・ほうすう)」という言葉が出てくる
「鳳雛」とは鳳凰のひなで、将来、大人物になる素質を備えた少年の例え
臥龍梅
徳川家康は幼少の一時期、今川家の人質として清見寺 という禅寺に暮らしていた
無聊の徒然に、寺の庭の一隅に一枝の梅を接木したと伝えられている
家康が植えた梅は三百年の月日を経て大木に成長し、今も、毎年春三月には凛とした風情で花を咲かせている
龍が臥したような見事な枝振りもあいまってか、この梅は何時の頃からか「臥龍梅」と呼ばれるようになった
清見寺にあった頃の家康は地にひそみ隠れてたが、その後、龍が天にのぼるがごとく天下人となった
臥龍梅の命名
三和酒造は清見寺近隣にある
「臥龍」の故事に習い、やがては天下の美酒と謳われることを願って
新しく発売するお酒を「臥龍梅」と命名した
【説明は、三和酒造のホームページの説明を要約して作成した】
三島の某小料理屋で
地元のお酒をと願ったら推薦された
鶯谷の某居酒屋で
お店のメニューの中に偶然見つけた
臥龍梅のラベル
臥龍梅 通常の清酒より度数が高い
170924
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