龍の謂れとかたち
寒川神社の渾天儀を支える龍(神奈川・高座郡寒川町)
神社の由緒
寒川神社(さむかわじんじゃ)は、神奈川県高座郡寒川町宮山に鎮座する神社
寒川神社は相模國一之宮と称され
全国唯一の八方除の守護神として約千六百年の歴史を持つ神社
古くは朝廷をはじめ、源頼朝、武田信玄、徳川家代々
さらには民間と幅広い信仰を受けてきた
現在は八方除の限りない御神徳を戴くために、全国各地から崇敬者が集まる
現在の祭神
は以下の2柱で、寒川大明神と総称される
寒川比古命 (さむかわひこのみこと)
寒川比女命 (さむかわひめのみこと)
八方除
地相・家相・方位・日柄などから起因する
方位神による悪事・災難を除く方災厄除の神としての五進徳
神池橋 三の鳥居
神門
本殿 右手前に渾天儀がある
渾天儀
拝殿の右側に配置されている渾天儀はレプリカ
方位盤・四神の彫塑・渾天儀という八方除に因む三つの構造物の構成による記念碑
渾天儀は、本来天体の位置・星等を観測する器具
特に星の運行は、人々に方角を教えてくれるばかりではなく、国家の命運をもにぎると昔から考えられてきた
天体観測により暦が作られ、さらに暦によって日々の吉凶が占われた
寒川神社の渾天儀には、龍は天空を支えるという故事にならい四隅に龍が配置されている
渾天儀 本殿の右手前にある
渾天儀・方位盤・四神の彫塑という八方除に因む三つの構造物の構成による記念碑
渾天儀 台座に四神のレリーフがある
四隅の龍が渾天儀を支えている
渾天儀を支える龍
渾天儀を支える龍
渾天儀を支える龍の頭部と爪
寒川神社
所在地:神奈川・高座郡寒川町宮山3916
201015
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