龍の謂れとかたち


謂れかたち

ミラベル宮殿(ザルツブルグ)のマーブルルームのドラゴン
  
 マーブルルームは、ミラベル宮殿内のバロック様式の大理石の間。
ザルツブルグに着いた夜に行ったコンサートの会場。
世界で最も美しい結婚式場として人気が高い。通常は公開されていない。
 壁面には金のレリーフがふんだんに使ってあり、他の宮殿では「黄金の間」と言われているものに近い。
壁と天井の間の曲面にたくさんの動物が描かれている。
動物たちの絵は連続している。(写真の中の左右に伸びた紐みたいなものを参照)
一連の絵は物語になっていると想像されるが、意味はわからない。
その中で、動物の名前が特定できないものを「ドラゴン」であろうと想定して撮影した。
当夜は、ザルツブルグ・ゾリステンによる、モーツアルトの室内楽が演奏された。
(06/06/05)


壁と天井の間の曲面に描かれていたたくさんの動物のひとつ


コンサート開始前の状況:正面の扉より演奏者が登場する

ミラベル宮殿は、旧市街から川をわたった北方にある。
1606年にルネサンス様式として建てられ、当初の「アルテナウ」という名前から後に変更された。
1720年代に改装、1818年に火災により当初の姿をとどめていない。
修復された後、市役所や市立図書館として利用されており、
マーブル・ルームがコンサート会場として利用されている。
ミラベル宮殿には、シンメトリーにデザインされた屋外の美しい庭園があり、
庭園の奥に見える ホーエンザルツブルグ城砦を望む景色は素晴らしい。
「サウンド オブ ミュージック」でマリアと子供たちが「ドレミの歌」をうたいながら
駆け上がって行くのが、この庭園の階段である。

060621/
龍の謂れとかたちのTOPへ