龍の謂れとかたち
龍の謂れとかたち
仙台張子 十二支の辰 (たかはし はしめ工房)
仙台張子は伊達藩士の松川豊之進が創始したと言われる
藩政時代から下級武士の手内職として作られていたが明治以後一部を除いて廃絶
1921年に本郷徳治が数10年振りに復活させ、現在に至っている
自然のままの趣と豊かな色彩、素朴な形が優しい温もりを伝えるのが特徴
「松川だるま」は仙台張子の代表的存在
眉は本毛、目にはガラス玉、腹部には福の神、宝船などを描いた豪華な仕立て
正月の縁起物として人気がある
他に各種お面、虎、俵牛、馬などの張子玩具がある
たかはし はしめ工房の張子は、1960年に新しいお土産品として首振り張子を製作
この時期から十二支の製作を始めた
手のひらに乗る小さなサイズであるがすべての動物の首がゆれる
伝統を重んじながらも、いつも遊び心を持って創作している
十二支の勢ぞろい【たかはし はしめ工房のホームページより】
十二支の中の辰(高さ 6cm)
十二支の中の辰 側面
十二支の勢ぞろい
【宮城県の物産と観光展 たかはし はしめ工房のコーナー より 08年2月 渋谷Tデパート】
下張り 張り おもり 組み立て 絵付け |
工程の説明 :それぞれの型に和紙を張り付け乾燥さ、乾燥したら背中に切り目を入れ型を取り出す 背中の切り目に合わせて紙を張り付け動物のかたちの下地が出来上がる :頭とからだに小さくちぎった和紙を丁寧に張り付け乾燥させる 乾燥したら角・耳・しっぽ・など部品をつける :粘土でそれぞれの動物に合わせたおもりを作る :頭とからだを頭が振れる様に取り付け、頭に糸を通し、おもりを付けバランスをとる おもりを付けた部分が見えなくなるように紙で包み込む :それぞれの動物にあった絵付けをして完成 【たかはし はしめ工房のホームページより要約】 |