龍の謂れとかたち


謂れかたち

スペインで出会った龍と仲間たち

トレドの紋章は双頭の鷲

トレドはスペインの首都マドリッドから南に70キロメートルに位置する古都
タホ川に三方を囲まれ、川と台地の地形が要塞の機能を備えている
569年に地名をトレドに変えて正式な首都となる
711年にイスラム教徒のモーロ人が侵入し、イスラム教徒・ユダヤ人・キリスト教徒が共存して生活
1085年にキリスト教徒が南下し(レコンキスタ)再び首都となる

スペイン王国の成立から80年余後の1561年、フェリペ2世はマドリッドへ遷都
16世紀で歩みを止め、今も中世のたたずまいを残す街
エル・グレコが移り住んで愛した街でもある

イスラム文化の影響を残す新ビサグラ新門のそばを通って旧市街に入る
1550年に改築され、2つの円塔を持ち、中央に双頭の鷲の紋章がある
双頭の鷲はハプスブルグ家の紋章
トレドの紋章は双頭の鷲とスペイン帝国の紋章を組み合わせて作られたもの
カルロス5世が特権としてトレドに与えた
図柄は異なっているが、双頭の鷲は街中のいたるところで見られる


トレドの街の入り口―ビサグラ新門


双頭の鷲の紋章の拡大


ビサグラ新門の内部


 双頭の鷲は街中のいたるところで見られる


カテドラルの免罪の門(西の門)の上部


071106
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