龍の謂れとかたち
柴又帝釈天：二天門の龍の彫刻
柴又帝釈天
柴又帝釈天は、正式には経栄山題経寺と号する
旧本山は大本山中山法華経寺
寛永６年（1629年）に、禅那院日忠および題経院日栄という２名の僧によって開創された日蓮宗寺院
１８世紀末、９世住職の日敬の頃から当寺の帝釈天が信仰を集めるようになり
「柴又帝釈天」として知られるようになった
柴又七福神のうちの毘沙門天にあたるが
帝釈天の脇に安置される多聞天（別名毘沙門天）を指すと解される
二天門
柴又帝釈天に現在も残る建物の中でも２番目に古い建物
明治２９年（1896年）の建立
１４代日孝上人が現在の二天門を完成させた
入母屋造瓦葺の楼門（２階建て門）で、屋根には唐破風と千鳥破風を付す
棟梁は江戸期建築の最後の名匠といわれた坂田留吉
初層左右には四天王のうちの増長天および広目天の二天を安置
門の名はこれに由来する
門の建立時に同じ日蓮宗の妙国寺（大阪府堺市）から柴又帝釈天へ寄贈されたもの
この二天像は平安時代の作と思われる



龍の彫刻
二天門にはたくさんの彫刻が施されている
１階の側壁、２階の梁上部、入り口の扉に龍の彫刻を見ることが出来る
二天門の表側（西面）を加藤勘造一門
裏側（東側　境内側）を四代伊八・信明（高石仙蔵）が施している
【2023年８月と９月に撮影】

北面（西）　１階


北面（西）


　北面（西）


北面（西）

北面（東）　１階


北面（東）　　１階の梁の間に龍の彫刻がある


北面（東）


北面（東）

南面（東）　１階


南面（東）


南面（東）


南面（東）

南面（西）　１階


南面（西）


南面（西）

柴又帝釈天
住所：東京都葛飾区柴又七丁目１０番３号
２３０９０５/２３０９２８/２３１０１０/２３１１２８

二天門の扉の龍の彫刻
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