龍の謂れとかたち


謂れかたち

三彩龍紋鉢 (東京国立博物館)
永楽保全(1795-1854)作
「永楽」印
江戸時代・19世紀
登録:G212
【09/09/30&09/12/04に撮影】

永楽保全は江戸時代後期の京焼の陶工
作風は染付、交趾(こうち)、金襴手、色絵など多岐にわたる
多彩な技巧を背景に新風を吹き込んだ
この鉢は文様は中国の法花(ほうか)の手法が応用されている

法花とは
さまざまな色の釉薬を素地に直接掛け分けて彩る三彩の技法の一種
細い界線を盛り上げて文様を区切ることにより,釉が流れて入り混じることを防ぎ
三彩独特の濃く鮮やかな色彩と,明時代に流行した絵画風の文様表現とを両立させている
【東京国立博物館の展示の説明ほかより】





三彩龍紋鉢



三彩龍紋鉢  正面



三彩龍紋鉢  龍の頭部と龍玉


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