謂れかたち
長絹 茶地雲龍模様 東京国立博物館

江戸時代・18世紀
奈良・金春座伝来
丈120.0_裄97.2
I-3267

長絹(ちょうけん)
固く織って張りのある,またはのりで固く張った上質の絹のこと
転じて、それを生地として仕立てた水干(すいかん)、狩衣(かりぎぬ)または直垂(ひたたれ)のことをいう
鎌倉時代から武家の衣服として用いられた
長絹の水干は袴と上下対にしたもの
地質を白絹とし、黒の菊綴(きくとじ)をつけ、襟を垂領(たりくび)式に折りたたんで合わせた
若年が元服などに用いた礼服
能装束では、白ばかりではなく紫・紅・萌葱(もえぎ)などの絽(ろ)地に文様を織り出した単(ひとえ)の直垂形式の上着をいう
男役は狩衣の代用,女役は舞を舞うとき用いる
【世界大百科事典 第2版の解説】



長絹 (ブルーの色はガラスすによる反射)


3つの龍の文様


龍の文様(左)


龍の文様(中央)


龍の文様(右)


140806
龍の謂れとかたちのTOPへ