謂れかたち
袍 縹子地龍文様 東京国立博物館

清時代・19世紀
個人蔵

中国の染織 中国染織に見る吉祥文様
東洋館5室 2014/3/9(日)まで展示された


「袍」というのは冬の常服(日本の朝服にあたる)のうわぎ
中国における「袍」の字の歴史は古いが、時代により定義に変遷がある
古く、周の故実を記したとされる前漢時代の書『礼記』 玉藻篇には
「纊爲繭、縕爲袍、襌爲絅、帛爲褶」
纊(新しいまわた)を入れた服を繭といい、縕(古いまわた)を入れたのを袍という
また襌(ひとえ)に仕立てた衣服を絅といい、綿を入れないのを褶という
とある
wikipediaより】

袍 青縹子(しゅす)地龍文様
一見、中国・清王朝のように見えるが
同時代の龍袍と比較すると
龍の文様や袖の部分の形態などに違いがみられる
京劇などの舞台衣装用に制作された皇帝役の衣装でしょう
丹念で精緻な刺繍には、清時代の優れた技術がうかがえる





上部の龍


下部の対の龍


下部の対の龍(左)


下部の対の龍(右)


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