龍の謂れかたち
俱利伽羅龍 太刀 長船兼光(東京国立博物館)

(名物 福島兼光)
銘 備州長船兼光 観応□年八月日
南北朝時代・14世紀
渡邊誠一郎氏 寄贈
重要文化財
F-20109

倶利伽羅龍 くりからりゅう
 倶利伽羅竜とは、不動明王が悪を切るため右手に持つ倶利伽羅剣に一匹の黒竜が巻きつき、剣先を飲み込まんとする図
不動明王が右手に持つ剣は降魔の剣とも呼ばれ
主尊として悪を罰するだけでなく、煩悩を打ち砕き、修行の効を達成させる慈悲の存在ともされている


太刀 長船兼光
兼光は景光の子と伝え
備前長船派の棟梁として14世紀前般に活躍した
この太刀は福島正則が広島の本覚寺から手に入れたため、「福島兼光」と呼ばれ
その後、加賀前田家に伝来した
南北朝らしい大振りで豪壮な姿で
刃文は小互(こぐ)の目に子丁子を交えている
【展示の説明より】


太刀 長船兼光


長船兼光の俱利伽羅龍



俱利伽羅龍の詳細

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