龍の謂れかたち
俱利伽羅龍 脇差 越前康継(東京国立博物館)

銘 (葵文)以南蛮鉄於武州江戸 越前康継
骨喰吉光摸
江戸時代・17世紀
F-15802

倶利伽羅龍 くりからりゅう
 倶利伽羅竜とは、不動明王が悪を切るため右手に持つ倶利伽羅剣に一匹の黒竜が巻きつき、剣先を飲み込まんとする図
不動明王が右手に持つ剣は降魔の剣とも呼ばれ
主尊として悪を罰するだけでなく、煩悩を打ち砕き、修行の効を達成させる慈悲の存在ともされている


脇差 越前康継
九州の大友家の骨喰(ほねばみ)藤四郎吉光を越前康継が模作した作品
原品は薙刀を脇差に直したもの
豊臣秀吉から秀頼に伝えられ、のち徳川秀忠の蔵刀となった
その後原品は火災にあったが、これはそれ以前の模作であり
当初の様子をよく写している
【展示の説明より】


脇差 越前康継


越前康継の俱利伽羅龍


俱利伽羅龍の詳細

180817
龍の謂れとかたちのTOPへ