龍の謂れかたち
堆朱 龍濤堆朱箪笥(東京国立博物館)

中国 清時代・18世紀
TH-116

彫漆
漆は受益であり、塗り重ねると厚みが出ます
その漆の特性を生かし、厚い漆の層をつくり、文様を彫刻する技法を彫漆と言います
朱漆のものを堆朱(中国では剔紅 てっこう)
黒漆のものを堆黒(中国では剔黒 てっこく)
複数の色素を用いると彫彩漆(ちょうさいしつ)
と呼んでいます
【東洋館での展示の説明 2017年9月】


龍濤堆朱箪笥
正面に倹飩(けんどん)式の扉を付け、内部に棚板を設けた箪笥
器体表面には彫漆の技法によって、双龍・火炎宝珠・波濤文などが表される
中国漆器を代表する彫漆は、漆を何層にも塗り重ねて文様を彫る技法であり
朱漆で文様を表すものを堆朱(ついしゅ)と称する
【展示の説明より】


龍濤堆朱箪笥


龍濤堆朱箪笥



龍濤堆朱箪笥 上面



倹飩式の扉


倹飩式の扉の双龍 (阿吽を意図しているかは不明)


左の龍の詳細


右の龍の詳細

180819
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