龍の謂れかたち
堆朱 龍彫彩漆合子(東京国立博物館)

中国 明時代・嘉靖年間(1522-66)
TH-116

彫漆
漆は受益であり、塗り重ねると厚みが出ます
その漆の特性を生かし、厚い漆の層をつくり、文様を彫刻する技法を彫漆と言います
朱漆のものを堆朱(中国では剔紅 てっこう)
黒漆のものを堆黒(中国では剔黒 てっこく)
複数の色素を用いると彫彩漆(ちょうさいしつ)
と呼んでいます
【東洋館での展示の説明 2017年9月】

龍彫彩漆合子
彩漆を塗り重ね、それぞれの色に彫り分ける技法で
龍の文様が表されている
華麗にして端正な作風に、明時代・嘉靖年間(1522-1566年)の彫彩漆の特色がよくあらわれている
類品が台北の國立故宮博物院に伝わっている
【展示の説明より】


龍彫彩漆合子


龍彫彩漆合子



蓋表の龍


龍の頭部と爪

180820
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