龍の謂れとかたち
銅鳥居の四神:虎ノ門 金刀比羅宮
虎ノ門 金刀比羅宮
当宮は万治3年(1660)に讃岐国丸亀藩主であった京極高和が
その藩領内である象頭山に鎮座する、金刀比羅宮(本宮)の御分霊を
当時藩邸があった芝・三田の地に勧請
延宝7年(1679)、京極高豊の代に現在の虎ノ門(江戸城の裏鬼門にあたる)に遷座
当時は《金毘羅大権現》と称されていた
明治2年(1869)、神仏分離の神祇官の沙汰により《事比羅神社》に
明治22年(1889)には金刀比羅宮に社号を改称し現在に至る
ご神徳は海上守護、大漁満足は勿論のこと、五穀豊穣・殖産興業・招福除災の神として広く庶民に尊信される
虎ノ門金刀比羅宮 正面
銅鳥居
虎ノ門外の讃岐国丸亀藩京極家の江戸屋敷に勧請された金毘羅宮(現 金刀比羅宮)の鳥居
文政4年(1821)に奉納された《明神型鳥居*》
《金刀比羅大神》の扁額が掲げられている
*明神型鳥居
2系統に分かれる鳥居の形式において、明神鳥居系のベースとなっている
《神明鳥居》とは対照的に、曲線美を持ち合わせた鳥居
島木の上に載っている《笠木》が反っている
柱が台座に向かって傾斜(転び)している
貫は柱を貫通している
銅鳥居
四神の彫刻
左右の円柱上部には四神の彫刻が施されている
四神とは四方の守護神であり、東は青龍、西は白虎、南は朱雀、北は玄武が守る霊鳥霊獣
平成13年(2001)に港区指定有形文化財・建造物として指定された
《金刀比羅大神》の扁額が掲げられている
左の円柱上部には青龍と玄武の彫刻が施されている
東を守護する青龍
|
南を守護する朱雀
|
北を守護する玄武
|
西を守護する白虎 |
青龍の全景
青龍の頭部と爪
虎ノ門金刀比羅宮の住所:東京・港区虎ノ門
電話:03-3501-9355
【撮影 2020年6月】
200622
龍の謂れとかたちのTOPへ