謂れとかたち
五條天神社の奉納額

五條天神社
五條天神社は薬祖神として病気平癒と健康祈願で信仰を集めた神社
台東区区内でも有数の古社、下谷天満宮とも呼ばれた
第十二代景行天皇の御代、日本武尊が東征の折、上野忍が丘に大己貴命・少彦名命を奉ったのが創始とされる
後に天神山や瀬川屋敷等社地を転々とし、昭和3年(1928)に当地に遷座された
祭神は「大己貴命 少彦名命」
相殿「菅原道真公」(下谷天満宮と称され寛永18年(1641)に合祀)」を安置している
学業成就(特に医薬の学問の合格祈願)にご利益があるといわれる
境内への入口は東側、南側、西側からの3ヵ所ある
東参道口の鳥居(明神鳥居)には、境内社の扁額「花園稲荷神社」が掲げられ
朱鳥居脇に「五條天神社 花園稲荷神社参道」と刻まれた石碑がある


境内への入口(南側:表参道) 鳥居は東日本大震災で倒壊しその後立て直された


拝殿


五條天神社の奉納額
奉納額は花園稲荷神社の鳥居を潜ると右上の壁面にある
大正15年奉納
周囲に龍の彫刻が施してある
下部中央部分に竜玉を持つ
珠を持つ龍の左に、額の製作者(額師:末廣直正、拝書:田村百泉)の名が朱文字で記した木札彫刻がある
割烹店名等が記された木札が納められている


奉納額


奉納額 上辺


龍の頭部 左


龍の頭部 右


奉納額 下辺


大額の製作者(額師末廣直正、拝書:田村百泉)の名を朱文字で記した木札と龍玉 

 
額の左右辺 部分

五條天神社
住所:東京都台東区上野公園4−17
電話:03-3821-4306

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