矢切神社
宝永元年(1740)6月29日の長雨により
江戸川が大洪水を起こし、甚大な被害を受け多数の死者を出した
災害から逃れるように、村民が東側の台地に移住
鎮守として京都東山より稲荷を勧請して、「稲荷五社大明神」を建立した
矢切村(上矢切、中矢切、下矢切)全体の総鎮守として香取神社があったが
上矢切に神明神社、中矢切に香取神社、下矢切に矢切神社が設けられた
祭神は、食物・稲などの穀物を司る神倉稲魂命
【2024年7月 撮影】
矢切神社の入口
拝殿
屋根にある龍の鏝絵
神社拝殿の大棟と鬼瓦の間に彩色した龍の鏝絵が施されている
作者は、地元の左官職人高橋三四郎
大正元年(1912)に描いたと伝えられている
龍は干ばつの時の水乞い、増水時の治水の神(龍神)として崇められている
拝殿 屋根
龍の鏝絵
龍の頭部と上半身(右)
龍の下半身と尾(左)
矢切神社
住所:千葉県松戸市下矢切332
240728
鏝絵:本龍寺の木鼻(東京・台東区)
龍の謂れとかたちのTOPへ