八雲神社東浦賀一丁目の鎮護として、厚く信仰されている神社
創建は江戸時代の享保11年(1726)
祭神は、須佐男命
江戸時代の建物で元々は「大谷山満宝院八雲堂」という修験のお寺
明治に起こった廃仏毀釈により神社に変わった
建物はそのままで、屋根に宝珠が乗る、寺院型式のお堂建築
【2024年9月 撮影】
最初の石段を昇る
その先の石段を昇ったところに社殿が見える
社殿の正面
龍の漆喰彫刻(鏝絵)
向拝にある龍は彫刻ではなく漆喰鏝絵
龍頭を中心に全身を丸彫に造形、
彩色はかなり剥落し破損部分も目立つ
背面左端に銘文がある
「明治三十五年 左善作 四十八才」とある
作者の「左善」とは、左官の善吉の略で、浦賀の左官職人石川善吉のこと
明治35年(1902年)48歳の時の作品であることが分かる。
鏝絵は松崎の入江長八が有名だが
伊豆の長八、三浦の善吉と言われた
社殿向拝の龍の漆喰彫刻(鏝絵) かなり傷んでいる
漆喰彫刻(鏝絵)の詳細
漆喰彫刻(鏝絵)の背面 綺麗な状態にある
背面の左手に銘がある
八雲神社
住所:神奈川県横須賀市東浦賀1丁目17−58
240922
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