寄木神社
慶長年間(1598~1614)創建
江戸名所図会にも描かれてる漁師町の鎮守
日本武尊の妃弟橘媛が
自ら生贄となって嵐を鎮めた際、
船の残骸の木材が流れ着いたのを祀ったのが起源
日本武尊が東征の折、相模国(神奈川県)から上総国(千葉県)へ向かうため海を船で渡ろうとした
海神の怒りによって海が大いに荒れ、船が沈没しそうになる
この時、同行してきた妻の弟橘姫が自ら海に身を投じた
海神の怒りは鎮まり、海は穏やかになり無事に対岸の上総国へ渡る事ができた
当社の社伝では、この際に日本武尊たちが乗っていた船の一部が砕け
この品川浦に流れ着いたため
その木片を当地の漁民たちが納めて祀ったのが当社の起源と伝えられている
社殿
鳥居を潜り石段を上ると社殿に至る
現存する社殿は
幕末に火災によって焼失した旧社殿が明治6年(1873)に再建されたもの
【2024年8月 撮影】
寄木榊神社 鳥居
寄木榊神社 拝殿の正面
懸魚の龍の彫刻
拝殿屋根の起り破風(むくりはふ)に飛龍の彫刻が飾られている
起り破風とは、上面が凸曲線の破風
(上面が凹形の曲線の破風を「反り破風」と云う)
懸魚の龍(飛龍)
飛龍
飛龍の頭部と爪
住所:東京都品川区東品川1-35-8
2401020
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