龍の謂れとかたち
龍の謂れとかたち
芝山仁王尊 観音教寺 仁王門
芝山仁王尊
芝山仁王尊は比叡山延暦寺を本山とする天台宗寺院で、正式名称を天應山観音教寺福聚院と称す
山号の天應山は創建が天應元年(781)と云われることに由来
征東大使として蝦夷平定の任にあった中納言藤原継縄朝臣が当地に寺院を建立
御本尊として奉持して来た十一面観世音大菩薩を奉安したのが、当寺の始まり
天長2年(825)、後に第三代天台座主となった慈覚大師円仁により中興
次第に甍の数を増やし、近隣に八十余宇の子院を置くに至ったと伝えられる
治承年間には千葉介平常胤の崇敬を受け、許多の仏田が寄進され、永く祈願所として栄えた
秀吉の小田原攻めの影響を受け、当山も全山灰土と化したと伝えられる
徳川幕府の庇護の下
十万石の格式を持つ伴頭拝領寺として関東天台の中核をなす寺院となる
特に火事泥棒除け・厄除けの仁王尊天として大江戸の庶民の信仰を集めた
仁王門
仁王門は日本に唯一といわれる堂形式
漆黒の仁王尊天を御簾段の上 御厨子の中にお祀りする
参道を歩きながら正面を見上げると仁王門が見える
仁王門には龍の彫刻が多数ある
境内案内図(仁王門は上図の中央に位置する)
仁王門の正面を見る
門の奥に本堂が見える
破風(三角の部分)とその下に龍の彫刻がある
懸魚
正面左の龍の彫刻
正面左の龍の彫刻(拡大)
正面右の龍の彫刻
正面右の龍の彫刻(拡大)
西側の扉(向かって左)
西側の扉(拡大)
東側の扉(向かって右)
東側の扉(拡大)
北面の左側(東側) 正面より撮影することが出来ない
北面の右側(西側) 正面より撮影することが出来ない
灯明の支えが龍になっている
070621/211025
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