謂れとかたち
 側次 紺地雲龍模(東京国立博物館)

そばつぎ こんじうんりゅうもよう
江戸時代・18~19世紀
文化庁 所蔵
【撮影:2019/01/17】

側次
側次は、厚板の上に羽織る上衣
武士や天神などの役にもちられたことから、武勇を象徴する勇壮な模様が好まれた
雲気をまとう龍の模様は、もともと中国から伝来した吉祥模様
中国においては古代より瑞祥とされ、皇帝の象徴であった
【展示の解説より 2019】

側次は、錦や金襴で仕立てられた袖なしの上衣
主として武士や鬼神といった役に用いられる
龍は中国の伝説上の生き物で、その模様は皇帝の象徴でもあった
日本においても吉祥模様として用いられ
能装束では霊力を持つ鬼神役に好まれた模様である
【展示の解説より 2018】


側次 紺地雲龍模


側次 上部


龍の詳細

東京国立博物館住所:東京都台東区上野公園13−9
200302
2018年展示の側次
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