龍の謂れとかたち
横浜中華街の東を守護する朝陽門
横浜中華街の始まりと今を概観する
横浜中華街は1859年に横浜が開港したことに始まる
1894年に日清戦争が勃発
1899年に条約改正により居留地が廃止され中華街は急速に人口が増えて発展
1923年に発生した関東大震災で中華街は大打撃を受け、その後復興
1937年に日中戦争が勃発すると停滞期に入る
1955年には中華街大通りの入り口に《牌楼門》が建てられる
牌楼(門)の上に《中華街》と書かれたことで、《南京町》が《中華街》と呼ばれるようになった
現在では、約0.2平方キロのエリア内に500店以上の店舗がひしめいている
神戸南京町や長崎新地中華街とともに三大中華街とされている
中華街の東の入り口 朝陽門
四神の信仰
古来、中国では皇帝が王城を築くときに城内の安全と繁栄を願って東南西北に限って通路を開いて
各方位の守護神として四神を置いたとされる
北は玄武(亀と蛇)、東は青龍、南は朱雀(鳥)、西は白虎という神獣がそれぞれ鎮護するというもの
四季では《春・夏・秋・冬》、一日では《朝・昼・暮・夜》
色としては《青・赤・白・黒》、地勢としては《流水・湖沼・大道・丘陵》
それぞれに特徴(意味づけ)があり、役割を担っている。
東方の霊気は青龍神が見張り
陽気が南方に入ると朱雀神に引き継ぎ
西方に移ると白虎神が受け
陰気が満ちる夜になると北方を玄武神が守護する
風水に基づく横浜中華街の牌楼(パイロウ・門)
横浜中華街には現在、10基の牌楼(パイロウ・門)が建っている
その中の4基が風水思想に基づいて建てられている
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南:朱雀門(スザクモン)
元町側からは朱雀門を通って
中華街に入る
道厄災をはらい、大いなる福を招く
守護神は朱雀神(鳥)
シンボルカラーは赤
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西:延平門(エンペイモン)
JR石川町中華街口より5分ほど
歩いたところにある西の入り口
平和と平安のやすらぎが末永く
続くことを願う
守護神は白虎神。シンボルカラーは白
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北:玄武門(ゲンブモン)
JR関内駅または、市営地下鉄線の関内駅
に近い中華街の北の入り口
子孫の繁栄をもたらす
守護神は玄武神。シンボルカラーは黒
玄武は亀に蛇が巻き付いた姿にあらわす |
4つの牌楼(パイロウ・門)の拡大写真はこちら |
東:朝陽門(チョウヨウモン)
山下公園側に位置する東側の入り口
みなとみらい線の元町・中華街駅からこの牌楼を通って中華街へ入る
日の出を迎える門であり、朝日が街全体を覆い繁栄をもたらす
守護神は青龍神。シンボルカラーは青
2003年2月1日落成
高さは13.5m、幅は12mであり、中華街で最大の門
朝陽門 外より内を見る |
朝陽門 内より外を見る |
朝陽門 上部正面
鴟尾 上の屋根
鴟尾 下の屋根 左部分
朝陽門 扁額の枠の上部と下部
朝陽門 扁額の枠の左と右
朝陽門を下から見上げる
朝陽門のレリーフ 一覧
朝陽門 下部 |
左右にある龍のレリーフ 上部
左右にある龍のレリーフ 下部 |
中央部の龍のレリーフ
左右にある龍のレリーフ
中央部の龍のレリーフ
中央部の龍のレリーフ 頭部の拡大
門柱に取り付けられている龍のレリーフ 内側から見て右側
中華街MAP
090130/090204
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