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展覧会の主旨・展示風景
【写真をクリックすると拡大します】 江戸東京博物館「歴史の中の龍」
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■第一章 十二支の中の龍 TOPへ |
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七福神宝船の図 121219
龍の頭の舳先がついた宝船に、七福神が乗ってやってくるという縁起物の絵
江戸では初夢用として、正月二日の宵にこのような絵が売り歩かれた
【写真をクリックすると拡大します】 江戸東京博物館「歴史の中の龍」 展示品-01 |
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十二支見立て職人づくし 121213
十二支を江戸の職人に扮した十二禽獣に見立てている
辰には藍玉づくりの「玉師」となった龍があてられている
【写真をクリックすると拡大します】 江戸東京博物館「歴史の中の龍」 展示品-02 |
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和時計 121219
江戸時代は、日出-日没を昼六時、日没-日出を夜六時に分ける不定時法をとっていた
季節により変動する一時の長さを重りによって時間を調整する和時計が作られた
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見立十二支 辰 深川八幡富士 121228
江戸から見て辰巳の方角に位置する深川にちなんだ辰を描いた見立て絵
麦藁細工の蛇(巳)を持った辰巳芸者と永代寺の庭につくられた富士塚が描かれている
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神田明神祭礼図巻 121224
寛政の改革で縮小される以前の祭礼の様子を描いている
通新石町(現千代田区内神田3丁目、鍛冶町2丁目)は十二支の行列を行う
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■第二章 龍の力 TOPへ |
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訓蒙図彙 龍魚・蟲介 121225
江戸時代の図解百科事典。社会生活、動植物など自然界の事物に多くのページを割いている
全20巻からなり、龍属は魚類と同じ巻14におさめられている
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北斎漫画 二編 121225
葛飾北斎による絵手本を集めた『北斎漫画』は様々なものを画題としている
「龍」、「応竜(おうりょう)」、「だ龍」、「雨龍(あまりょう)」が描き分けられている
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北斎漫画 四編 121225
葛飾北斎による絵手本を集めた『北斎漫画』の第四編
四編の中の「十二支」のページに辰が描かれている
【写真をクリックすると拡大します】 江戸東京博物館「歴史の中の龍」 展示品-08 |
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楽屋十二支 辰 雪姫 121220
歌舞伎「祇園祭礼信仰記」四段目「金閣寺」を描く。雪姫は絵師・雪舟の孫
父の敵松永大膳が刀を抜いて滝に向かうと龍が現れ、敵と知る
【写真をクリックすると拡大します】 江戸東京博物館「歴史の中の龍」 展示品-09 |
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浦島太郎竜宮羶鉢樹 121225
「浦島太郎」を題材とした黄表紙
龍宮城の主である8代龍王は、娘の乙姫に婿取りをしようとするが、乙姫は浦島太郎のもとに出奔
【写真をクリックすると拡大します】 江戸東京博物館「歴史の中の龍」 展示品-10 |
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応龍文 磁器染付皿 121224
見込(みこみ)に翼がある龍「応龍」が、口縁(こうえん)には青海波が描かれている
中国では応龍は黄帝(中国の伝説上の五帝の一人)に仕えた龍とも言われている
【写真をクリックすると拡大します】 江戸東京博物館「歴史の中の龍」 展示品-13 |
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白紺糸威鎧 121214
兜に不動明王の化身である「倶利伽羅竜王」の前立てがついている
実用から離れ、装飾性に富んだ意匠となっているが、武家の威厳をたたえた作
【写真をクリックすると拡大します】 江戸東京博物館「歴史の中の龍」 展示品-14 |
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弽(ゆがけ) 121228
弓を弾く際に用いる鹿革製の手袋
青龍、白虎、玄武、朱雀の四神に麒麟を加えた五種の想像上の生きものが描かれている
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武具訓蒙図彙 巻一・二 121228
様々な武具を絵図で表した図鑑
龍の意匠は、兜、前立て、瓦袖(かわらそで)などに見られる
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武家火事装束 女子用立烏帽子形火事頭巾 121214
緋色の羅紗地に金糸で龍の刺繍が施された女子用の火事装束
大名火消では、女子も烏帽子形の頭巾などを着用して邸内の防火や避難にあたった
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刺子半纏 121220
袷の木綿地に糸で細かく刺子を施した火消半纏。吸水性と保水性に優れている
裏側には「龍虎相搏つ」の言葉を想起させる猛々しい意匠がほどこされている
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江戸の花子供遊びのうち一番よ組 121230
江戸時代の消火作業は非常に危険をともなういわば決死の行動であった
そこで火消したちは水にちなんだ模様や意匠をまとい、吉運と安全を願った
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臥煙もの 四世市村家橘 121230
明暦の大火の反省により、幕府は直轄の消防隊として定火消を設けた
臥煙はこの定火消に属する火消人足のこと
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龍吐水 121220
龍が水を吐くように見えたことから命名された消火器財
消化能力はあまりなく、纏や刺子半纏に水をかけて濡らすのに用いられた
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タツノオトシゴ 121228
タツノオトシゴ(龍の落とし子)はヨウジウオ科の固骨魚
日本ではその姿形からリュウノコマ、タツノコなどの別称でも呼ばれる
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■第三章 粋な龍 TOPへ |
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筒型龍文一つ提げたばこ入れ 121221
色革を縫い合わせた煙草入れ
銀と真鍮で造られた緒締(おじめ)、六角形の根付にも龍文が入れられている
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龍紋刺繍一つ提げたばこ入れ 121213/121222
生地全面に龍の刺繍がほどこされ、糸を重ねることにより豪華さと丈夫さも出ている
前金具にも真鍮金塗で龍があしらわれている
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相良刺繍龍文腰差したばこ入れ 121222
布の裏から糸を抜き出して結び玉をつくり、これを連ねて模様を描いていく技法をいう
美しいだけでなく、糸を縫い重ねるため強度も出る
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富士に龍縫いつぶし一つ提げたばこ入れ 121221
相良刺繍の縫いつぶしで富士山と龍、雲海がほどこされている
かぶせ下には富士五胡のひとつか湖が表されている
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夕顔雲龍とんこつ 一つ提げたばこ入れ 121227
紫檀製の叺(かます)に龍が彫られている
裏面には夕顔と蟷螂がほどこされている
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龍虎蒔絵彫印籠 121227
印籠は薬を入れるための容器
腰からぶら下げる贅沢な飾りものとして、江戸時代後期に武士の間に普及し
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龍図彫金矢立 121227
矢立は携帯用の筆記用具 筆筒と墨壺をつなげた柄杓型をしている
白銅製で墨壺部分に横向きの龍が描かれている
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赤羅紗登龍文刺繍筥迫 121219
筥迫は女性が懐に挟んで持つ装身具
羊毛糸を平織にして起毛させた赤い羅紗の生地に金糸で龍と富士山が刺繍されている
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黒鼈甲台雲竜文櫛 121219
櫛の前面を使って、雲間に珠を持った龍が描かれている
雲に乗って昇天する龍を意匠化した模様は吉祥模様として工芸全般に見られる
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漆塗龍模様付櫛・笄 121219
櫛と笄のセット。櫛には2頭の龍が描かれている
そのうち右側の龍は珠を持っている。龍自体も全身で円を作った姿勢をしている
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長板中形型紙 宝づくしに龍文 121221
浴衣を模様染めするための型紙。紺地に白い模様を染めている
中型染めは木綿に藍染、糊防染を組み合わせた江戸時代以来の染めの技法
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長襦袢 121230
雲竜、松に鶴、鳳凰など吉祥模様がならぶ女性用の長襦袢
龍と鳳凰は、麒麟や亀とともに古来中国で四瑞として尊ばれた
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字凧「龍」 121230
籠字で「龍」を書いた角凧
正月に凧を揚げるのは江戸の風習でやぶ入りの1月15日、16日がとくに盛んだった
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